この講座で「価格下落時の売上目標」の危険を理解し、デジタル・オンライン・グローバル（DOG）の値下げ競争から離れ、心地よい「高」価格を目指すCAT（Cozy・Analog・Touch）な環境をつくるヒントを学んでください。また、”良い値決め”をするための4つのプライシングテクニックも解説します。
※４つのプライシング・テクニックとは
組み合わせ提案「まぜプラ」・心地よいサプライズ「ここプラ」・選びやすい選択「くらプラ」・顧客の困りごとを和らげる「やわプラ」

本講座は2部構成の豪華2本立てです。
前半は、田中さんのご講演で、”良い値決め”の基本的な考え方やその方法を
身の回りにある事例を交えながらご紹介します。
後半は、楽天市場で高価格の”良い値決め”に取り組んでいる店舗さん2名をお迎えし、田中さんとのトークセッションを通して、
実際にどのように値決めをしているのか、意識しているポイントは何か、お客さんからどのような反応があるかを伺います。

今年の楽天EXPOでもご登壇頂き大好評だった“値決め”の専門家が、
皆さんに“良い値決め”のポイントをお伝えし、店舗さんとのトークセッションではその秘訣を探ります。

◆田中 靖浩さんプロフィール◆
田中靖浩公認会計士事務所所長、東京都立産業技術大学院大学客員教授。1963年三重県四日市市出身。早稲田大学商学部卒。
経営コンサルティング、ビジネススクール講師、書籍・新聞・雑誌の執筆など堅めの仕事から、落語家・講談師との共演など柔らかい仕事まで幅広く、真面目にかつポップに活躍中。
主な著書に「経営がみえる会計」「クイズで学ぶ孫子」「良い値決め、悪い値決め」（以上、日本経済新聞出版社）、「40歳からの名刺をすてられる生き方」（講談社）ほか多数。

もとは低価格をウリにしていましたが、業績が低迷。心機一転して高価格販売に切り替え
たところV字回復を果たした人気店舗さんが、実例をもとに、高価格の秘訣を語ります。

◆古屋 悟司さんプロフィール◆
訪問販売業を10 年経験の後、たった1 ヶ月の研修を経て花屋ゲキハナを開業。
店頭販売に行き詰まりを感じ、2004年楽天市場へ出店。
2011年より花業界初の完全アウトソーシング化に着手。
しかし、ビジネスモデルの変化に伴い、倒産の危機に。
2012 年に「モノを売らずにコトを売る」 と「管理会計」を実践、V字回復を果たす。
現在4期連続黒字継続中。全国各地でセミナーを開催。
今期母の日は過去最高益を記録。マーケティングと会計をミックスした話には定評がある。
日本大学商学部にて楽天寄付講座の講師や、農家さん向けのセミナー等、現在活躍中。

ネット通販をはじめたのは、なんと楽天も創業前の1994年。
ハムやベーコンなどをギフト販売する店舗さんが、長年培ってきたノウハウを語ります。

◆野崎 創さんプロフィール◆
株式会社エーデルワイスファーム 代表取締役社長
北海道フードマイスター。農商工連携コーディネーター（札商公認）
北海道生まれ。高校時にアメリカへ１年交換留学。浪人時代に、本場ドイツでも行わなくなった古典的な製法と長期氷温熟成を行って作るハムやベーコンを製造する事業、エーデルワイスファームの東京でのスタートアップと重なり、手伝いに行った事で、商売の面白さに気付き、継承することを決める。世界中の人々が訪問したがるような、グレードの高い食と農業と観光を楽しめる地域づくりをすることを目標としている。1994年ネット事業を始める。