社会人になっても学び続けることの重要性は年々増しています。資格取得や趣味を深めることはもちろん、「リスキリング」や「リベラルアーツ」といった用語を見る機会が増え、ビジネスの場でも学ぶことの価値が問い直されています。
そんな現代において、私たちは何を目的に、どのように学んでいくべきなのでしょうか。そこで得られる「成長」とはどんなものなのでしょうか。

今回は、昨年『熟達論』を著し、「走る哲学者」として知られる元陸上選手・為末大氏から、“人はどのように学ぶのか”、“人間の成長のプロセス”について、同書の編集者である岩佐文夫氏を聞き手に伺いました。

後編では、“人はどのように学ぶのか”をテーマに、“学び”について様々な角度から議論を展開。為末氏は、究極的には“身体”を通じた世の中の流れや動きの理解が“学び”だと言います。身体を通じた“学び”とは何か、“学ぶ”と“教える”の関係性や、今の時代の“学び”に必要なモノなど、学びの本質に迫ります。